下鴨生駅から新飯塚駅に移動しました。
2021年7月時点で飯塚にサウナがある施設は
伊川温泉こうの湯
湯あそびひろば嘉穂の湯
の2施設になります。
伊川温泉こうの湯に訪問したのは随分前になりますが、ラドンミストサウナと山冷鉱泉の露天水風呂、開放的な浴場が素敵な施設です。
▼過去記事:伊川温泉こうの湯
今回立ち寄るのは湯あそびひろば嘉穂の湯。
行きやすい立地にあるため後回しにしていましたが、飯塚を経由する田川旅に出掛けたことでようやくの初訪問になります。
新飯塚駅を降りて商店街方面へ。

飯塚の商店街は駅から10分ほど離れた場所にあります。
穂波川を抜けた先に見えてくるアイタウンが目印です。
商店街入口には心のホームサウナ、ニューガイア中洲東(閉店済)系列の飯塚店があります。
飯塚店にサウナはありませんが、看板ロゴが全く同じなので心に響くものがありました。いつか泊まりにこよう。

嘉穂の湯の前に、駅から徒歩40分の場所にあるニュージャパン飯塚跡地へ向かいます。
■福岡サウナ専門店の今昔。
福岡県内にあるサウナ専門店は現時点で6軒です。そのうちの5軒は博多駅と小倉駅近辺に集中しています。
それ以外の地域では、僕が知る限りだと9軒のサウナ専門店がありました。
▼2022年3月に解体が発表された西新パレス。昔は"サウナクール"が入っていた。
ですが、そのうちの8施設は様々な理由によりすでに閉館しています。
▼那珂川町にあった"サウナフィンランド"
書いてる途中で気づきましたが、最後に残った郊外サウナ専門店は折尾のサウナパンセですね。
▼過去記事:唯一現役の郊外単館サウナ"サウナパンセ"
ぶっちゃけ、パンセが唯一の生き残りであることに驚きが隠せません^^;
今回訪問するニュージャパンサウナ飯塚は2016年に閉館しています。
すでに5年の時が経過していますが、まだ建物が残っていることを願いつつ訪問してみたいと思います。
道中のお供に、地元民から教えてもらった味覚焼を購入。今回の旅は太った気がする。

味覚焼はタコが入っていないタコ焼きのような食べ物です。
15個入りで300円
10個入なら200円
とってもおやすい!
しかし、この炎天下での味覚焼は相性が悪かった。
美味しいけれど熱い...。
身体の水分が根こそぎ持っていかれました^^;
味覚焼に悪戦苦闘しながらニュージャパンサウナ飯塚に到着。
建物残ってる!
閉店から5年経過しているものの外観は綺麗です。なんならメンテされている感じもありました。
あれ?電光掲示板ついてる??
電光掲示板には"麻雀"の文字。
よくよく建物を調べていくと、なんと営業してました。
どうやら閉店したのはサウナと宿泊フロアのみで、1階の麻雀フロアは営業継続していたようです。
ニュージャパンサウナ飯塚改め、ニュージャパン麻雀飯塚。現役バリバリ稼働中です。
フロア稼働と言っても、同じフロアのダンスゾーンまでは稼働してない様子。あくまでも麻雀だけが現役です。
サウナは再稼働することはないのだろうけど、第一次サウナブームのシンボルマークとしてこのまま残り続けてほしいな。
ニュージャパン飯塚を後にして嘉穂の湯に向かいます。
道中少し迷いながらのサ行脚。
飯塚は車社会なので車道が広めです。
ニュージャパン飯塚から歩いて約40分。湯遊び広場嘉穂の湯に到着しました。
外観が独特な形状で、レトロおしゃれな出で立ちが目を惹きます。
中に入ると形状を活かした吹き抜け構造の広々ロビーがお出迎え。
浴場含めて全体的に古さは感じるんですけど、きっちり清掃されていて清潔感が伝わってきます。
サウナは3段15人規模の遠赤外線サウナ。福岡では初遭遇の鉄板でストーブを覆っている系サウナです。
湿度はほんのり中湿程度。天井を伝って降りてくる熱に、ほどよい蒸気を感じます。
控えめな照明ながらもTVの主張はなかなか強め。あふれだす自宅のリビング感。
皆でTVを囲みながらだらけて熱を楽しむスタイルです。
謎ポイントでサ室に五目の物置棚がありました。一体何に使うんだろう?誰か情報プリーズ。
深さ80cmほどある水風呂は体感で17度ほど。
多少前後することはありそうですが、見た目にも清涼感がある浴槽が素敵です。
露天スペースは風呂よりもデットスペースが多め。椅子はありませんが座れるポイントが沢山あります。
平らなコンクリスペースはなんなのかな?と思っていたら、常連さんが寝転りはじめました。
なるほど!休憩場所として使っていいのか!私も諸先輩方に習ってゴロリ。
弛緩しきった空気感が浴場全体に流れていました。浴場はリラックスするところだと改めて思い出すことができる良き浴場です。
飯塚の人達はこの銭湯を大事に想いながら利用しているんだなと感じました。
ゆっくりふわふわ良き時間を過ごさせてくれてありがとうございます。
○湯あそびひろば 嘉穂の湯(男女)
※浴場内画像は公式サイトより転用
520円12時〜翌1時年中無休参考温度 86〜88度参考水温 17〜18度アクセスJR天道駅徒歩25分
さて、後は帰るだけ。
嘉穂の湯から天道駅へ向かいます。
グーグルマップにしか存在していない道がいくつかあって、最後は全力疾走で駅に駆け込み。せっかく汗を洗い流したのに、また汗かきました(笑)
1泊2日の筑豊旅もこれでお終い。博多に帰ります。
今回の旅では
福智町日王の湯
おおとう桜街道さくら館
源じいの森温泉(再訪)
嘉麻なつきの湯
飯塚嘉穂の湯
におじゃましました。
筑豊は福岡県でも奥地にあたるので、県内で手軽に旅気分が味わえて楽しかったです。
食事もご当地ならではの食べ物が沢山あり、グルメ巡りの観点からも楽しめました。
特筆点はやはり田川サウナのポテンシャルの高さだと思います。
最初に訪問した頃は、田川は山岳地帯の生活圏で良質な山冷鉱泉がある、という認識を持っていました。
改めて訪問してみると、田川北西部の平野地帯と南東部の山岳地帯で、それぞれ異なるタイプの水質が楽しめることが分かりました。
水質がバリエーション豊富に楽しめる良さもあれば、田舎の利点を活かした専有面積の広さも特徴のひとつです。
広大な敷地を活かした露天スペースはとても開放的で、満足度が高い外気浴が楽しめます。
▼ほうじょう温泉 ふじ湯の里(福智町)
福岡のちょうどいい田舎田川郡。
この街は"福岡サウナの名所"です。
炭坑節を感じるご当地グルメやノスタルジーあふれるローカル鉄道。
▼松原温泉(田川市伊田)
"いいかねPalette"や源じいの森、田川伊田駅舎など、田舎ならではの特色を活かした素敵な宿泊施設もあります。
「田舎を求めて田川まで。」
そんなゆるい旅目的で訪問するサウナの楽しみ方があってもいいんじゃないでしょうか?

▼源じいの森温泉(赤村)
僕もまた、田舎旅に魅了された人のひとりです。また近いうちに遊びに行けたらいいなと思います。
それでは今回の筑豊サウナ旅はこのへんで。次回は久しぶりに県外になりそうです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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