【福岡】筑豊嘉麻市サウナ旅21(ふるさと交流館なつきの湯)

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源じいの森駅から田川伊田駅に移動しました。

今日は田川市でご飯を食べてから嘉麻市・飯塚市へ向かいます。

お昼ごはんを食べに田川伊田駅前の「二鶴食堂」へ。

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▼ニ鶴(ニカク)食堂

二鶴食堂は今回の田川旅で楽しみにしていた場所のひとつです。

古い食堂なんですけど、メニューに本家本元の「中華めし」があります。

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いざ料理がくると量の多さにびっくり!

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中華めしはちゃんぽんの餡をご飯にぶっかけた食べ物です。

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味付けは旨味濃縮がっつり濃いめ。炭坑労働時代に繁盛した食堂ならではの味でした。

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摂取したカロリー分を消費すべく田川後藤寺駅まで歩きます。

道中は長閑な住宅街。途中で田川炭坑街のシンボル、二本煙突も見えました。

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至るところに炭坑跡の名残を垣間見ることができます。

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田川後藤寺に到着。駅前の商店街がなかなかイカす。

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田川後藤寺駅はJR後藤寺線の発着駅です。同路線の盲腸駅でもあります。

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他にJR日田彦山線や平成筑豊鉄道糸田線などが乗り入れており、ご当地ローカル鉄道のハブ駅的な役割を果たしています。

レトロさが残るローカル車両が一同に集う様は一見の価値ありです。

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後藤寺線のワンマン列車に乗って下鴨生駅で下車します。ここは田川郡ではなく、お隣の嘉麻市になります。


■筑豊の南にある都市 福岡県嘉麻市■

嘉麻市は筑豊南部にある自治体で、昭和初期頃までは田川と同じく炭鉱の町として栄えました。

名所としては豊臣秀吉が築いた一夜城が有名です。

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しかし、炭鉱事業が衰退したあとの新たな産業発掘には苦しんでおり、それに伴う人口流出も歯止めがかかっておりません。

経営収支比率も福岡では最も高い110%に上ります。

経営収支比率が高すぎると公共事業が硬直化してしまうため、各所で荒廃が進んだディストピア感が強い風景が多く見られました。

※経営収支比率=ざっくり言うと地方交付税などの充当比率。100%を超えると、恒常的に必要な経費が収入で賄えていない状態に陥っている。

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下鴨生駅は嘉麻市の北端にある嘉麻市で唯一の鉄道駅です。

ですが嘉麻市の中心部からは離れており、中心部に直通するバスも通っていません。

嘉麻市民もバスが直通で通っている福北ゆたか線桂川駅(嘉穂郡)を使うことがほとんどのようで、下鴨生駅は近隣住民だけが使う駅と化しています。

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活気にかける街ではありますが、その中にあってご当地民の憩いの場として元気に頑張っている施設がふるさと交流会館なつきの湯です。

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館内には大浴場と食堂、シンプルな宴会場。平成どころか昭和っぽさしか存在しないようなレトロ空間が広がっています。

市外客330円
市内客160円!!??
びっくりするぐらいお安いですね!

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脱衣場から浴場に入る時のレモンライムの門構えがまたエモい。

浴場には内湯、サウナ、露天風呂が揃っています。この利用料金で露天風呂まであるのはすごいですね!

さっそくサウナへ。
かなり古い型式の遠赤外線サウナで温度計表示は115度。温度高っ!!!

しかし体感はそんなに高くはなく、90度前後に感じます。低湿でメイン熱源は遠赤外線の直熱。グリル焼き系サウナです。

ノンサウナマットで、出るときに備え付けのタオルで流した汗を拭き取るローカルスタイル。

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水風呂はガツンと冷えています。

体感15度くらいかな。
底入れオーバーフロー式で流動あり。かなりキンキンに冷えてました。

露天の花壇塀に座って小休憩。ちゃんと熱いサウナと冷たい水風呂が備わっていて、この低価格。

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古さこそありますが、コスパ抜群!近くに住んでいたら毎日でも通ちゃいそう。


地域住民のあたたかな人柄にも癒やされて、気持ちよく退館することができました。

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○ふるさと交流館なつきの湯(男女)
※ドライとミスト日替わり

330円
10:30~23:00
毎月第2火曜日定休日


参考温度 88〜90度
参考水温 15〜16度
※ドライサウナ利用

アクセス
下鴨生駅徒歩20分


マスコットのなっちゃんに別れを告げて下鴨生駅に戻ります。

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途中でちょっとだけ寄り道。

稲築方面に来たら行ってみたいと常々思っていた「珈琲喫茶おだ」に立ち寄ります。

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店内を満たす焙煎の香り。
あぁ〜たまらん。。

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専門店でアイス珈琲を注文するのもなんですが、今日は外気温が熱かったのでアイス珈琲一択です。

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オススメの手作りガトーショコラも注文。

甘すぎずほのかな苦味があり、めちゃめちゃ美味しかったです。

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JR下鴨生駅に戻ってきました。

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今旅の最終目的地、新飯塚駅へ移動します。次の記事でラストです。

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