赤駅から源じいの森駅に移動しました。
駅名が表すとおり、こちらには源じいの森があります。
田川赤村の"ちょうどいい田舎"
源じいの森
源じいの森は、キャンプ場、宿泊施設、温泉施設を併設した複合施設です。
源氏蛍の「源」、村花である春欄(しゅんらん)の昔の読み方(じいばば)から「じい」、赤村の7割にも及ぶ「森」を組み合わせて「源じいの森」と呼ばれています。
由来を調べるまでは源じいの「じい」はじい様の意味だと思っていました^^;
源じいの森には多様な宿泊プランがあります。
川沿いのキャンプサイトではテント泊が可能です。

複数人で泊まる場合は一棟貸しのロッジやバンガローがオススメ。
森林の中に佇む宿泊棟では、自然を満喫しながら過ごすことができます。
ひとり旅の場合はホタル館宿泊がオススメです。
ひとりだと一棟貸しの宿泊施設は料金が高くなりがちですが、ホタル館は2階が宿泊用個室になっており、ボッチトラベラーにも対応しています。
ボッチトラベラーの僕はもちろんホタル館へ宿泊。一泊3550円から宿泊可能です。
チェックインした後はのんびり散歩でもしようかなと考えていましたが、峠越えの疲労で即寝落ち。
約2時間ほど仮眠を取って復活しました。
時間は18時ちょいすぎたところ。
夜ご飯は自炊するので陽が落ちる前に野外自炊場へ向かいます。
野外自炊場で料理を作ると言っても、作るものは簡易飯です。
本当は薪で火を熾したりして本格的なキャンプ飯を作りたかったのですが、荷物量が増えちゃうので断念。
荷物をできるだけ減らしたい公共機関旅と、荷物が増えがちなバーベキューって相性が悪いんですよね...^^;
ちなみに薪や調理器具は現地で購入、またはレンタルすることが可能です。調味料や食材の販売はないのでご注意を。
ダイソーで買い揃えたコンパクト調理器具(計6点800円)を使って、田川ホルモンを作っていきます。
ホルモンをいれて...
キャベツを千切って
ニラを乗せたら
ファイア!!!
3分くらいで調理完了!あとはビールでも呑みながら待つだけです。
待つこと20分。
田川ホルモンが完成しました!
ちょっと水分量が多かったかな...まぁ問題ない範囲でしょう。
それではいただきます!
野外での食事って楽しいですよね。
周りを見渡せば、豊かな木々の揺らめき、涼やかな川の音、森の奥にひっそり潜むジャグサウナーさん。
この環境こそが野外飯の醍醐味だと思います。
...ん?
ジャグサウナーさん??
なんと、森の奥深くにジャグサウナーさんを発見しました!偶然偶然!
ジャグサウナーさんは当ブログ「私が愛する推しサウナ」の記事で、源じいの森温泉を紹介してくださった田川在住のサウナ愛好家です。
そうか。。
源じいの森をこよなく愛する男は、源じいの森に住まう妖精だったのか。(納得)
▼過去記事:私が愛する推しサウナ(源じいの森温泉)
サプライズ遭遇のおかげで、談笑しながらの楽しい食事になりました。ジャグサウナーさん、ありがとう!
締めに鍋焼きうどんを食べてジャグサウナーさんとお別れ。
源じいの森温泉の受付が20時までなので温泉館へ向かいます。
暖簾をくぐって館内へ。
浴場まで続く長い回廊に毎回ワクワクしちゃいます。
源じいの森温泉の長所を一言で表すならば「全方向に隙がない」ことだと思うんです。
高温中湿のサウナ室は蓄熱や輻射熱しっかりで安定感高め。
サウナも良ければ水風呂も良いところが源じいの森の真骨頂です。
源泉17.7度の山冷鉱泉と、チラーで12度ほどに冷やした強冷泉の2種類の水風呂があります。
強冷泉から源泉冷泉の水風呂コンボが最高に気持ちいいんですよ!まどろみすぎて源泉冷泉からあがるタイミングを見失っちゃいます。
安定感のある蓄熱抜群のサウナから山の恵みを存分に感受できる水風呂コンボ。
締めは畳の外気浴で田舎の星空を眺めながら寝転ぶだけです。
あら、あらあら。
気持ちよさの波がぐわーんと押し寄せてきちゃいますね。
どの箇所を切り取ってもハイクオリティ。幸せの無限ループがここ、源じいの森温泉では完成しちゃってます。
田川サウナは何処の施設もハイクオリティですが、よりディープな気持ちよさを得ることに焦点を当てると、源じいの森温泉は頭ひとつ抜きん出ていると思います。
久しぶりに景色がぐわ〜んと回るほどの深い快楽に溺れました。
サウナの締めには電気風呂。
筋肉痛予防になるので歩いた後に電気風呂があるのはありがたい。
一箇所電気風呂が停止していたんですけど、そこに座ったおっちゃんが
「あれ?あれあれ〜?もしかしてワシの身体、電気耐性がついたかな!?」とボケを振ってきました。
サウナの後って笑いのツボが浅くなりません?こんなしょうもない小ネタでツボってしまい、盛大に笑っちゃいました。
寝る前に楽しい笑いを提供してくれてありがとう、オッチャン。
○源じいの森温泉(男女)
※浴場日替わり
※浴場内画像は公式より転用
600円10:00〜21:00(最終20:00)不定休参考温度 95〜96度参考水温 12〜13度18〜19度アクセス平成筑豊鉄道源じいの森駅徒歩3分
早寝早起きして翌朝。
源じいの森周辺を散策しに出かけます。
源じい森入口を超えて奥の道へ。特になにかあるわけではなく、ひたすら山間の景色が続きます。
朝日を浴びながらのグリーンシャワーが気持ちいい。
源じいの森と地続きで繋がる山にも登ってみました。
見渡す限り竹、竹、竹。
見事な竹林山です。
登りはじめて15分ほどで頂上に到着。
水脈の当たりをつけて登ってきたものの、こちらの山に水源はなさそうです。残念。
今度訪問するときには逆側の山に登ってみよう。
山から降りて更に奥へ。
途中で石垣っぽい積石がありました。古城でもあったのかな?
そのまま道なりに進んでいくと、ぐるっと回って今川の支流沿いに出ました。
岩が大きくてなかなか激しい流れですね。
そのまま歩いて源じいの森の隣駅、油須原駅に到着。
油須原駅は明治28年開業当時の駅舎がそのまま残されています。歴史の重みを感じる二重屋根が素敵です。
駅構内と駅向かいに信濃鉄道の時刻表と駅名表記がありました。なんで福岡に信濃鉄道?
調べてみると廃線跡ではなくて、2014年放送『金田一耕助VS明智小五郎ふたたび』で「尚徳山口駅」として登場したときのセットをそのまま残しているそうです。
他にも2007年放送の『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の"ボク"が旅立つシーンにも使われていました。
平成筑豊鉄道はレトロさが素敵な駅舎が多いので、映画の舞台として度々登場しているようですね。
赤村をぐるっと一周回って源じいの森に戻ってきました。
施設の前には赤村鉱泉水の水汲み場があります。
福智町、大任町とはまた違うスッキリとした飲み口です。うるおいよりもキレの良さが特徴的。
ホタル館を退館して朝ウナ。水が強烈なのでシャッキリと目を覚ますことができました。
源じいの森駅から田川伊田駅に移動します。
この後は田川伊田でご飯を食べて、嘉麻市〜飯塚市を経由して博多に帰ります。次回に続きます。
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