フィンランドサウナイベントin熊本湯らっくす

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皆様はじめまして。DDD@転勤サウナ愛好家と申します!

12/15に熊本の湯らっくすにて【フィンランドサウナイベント】が行われました。

今回は参加できなかったぷりかさんに代わりまして、レポートさせて頂きます。

まず、「お前誰やねん!?」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、

ざっくりととのうサウナ入門さんのサウナーインタビュー(http://zakkurisauna.hateblo.jp/entry/2018/10/22/202614)か、

僕のTwitterをご覧頂ければと思います。https://twitter.com/DDD52194445


では、これからレポートを始めさせて頂きます!


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「本場フィンランドサウナの魅力〜ぬしゃ本場のSaunaばしっとっと?」と題したサウナイベント。


登壇者はサウナ文化研究家のこばやしあやなさん、熊本欧州文化交流協会理事の木下俊作さん、そしてなんと在日フィンランド大使であるMarkus Kokkoさんが登壇されました!


さすが、後援としてフィンランド大使館やフィンランド政府観光局がついているイベントなだけある。

大使というかなりの立場がある方がサウナイベントということだけで、わざわざ九州の熊本まで馳せ参ずることに感動を覚えました。


最初の内容はフィンランド航空の方と熊本欧州文化交流協会理事の木下さんが登壇され、フィンランドとはどういう国なのかを紹介。



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写真を見て頂ければお分かりになると思いますが、フィンランドは湖が180,000もあり、国土の7割が森林とまさに大自然の国!


Kokkoさん曰く、小さい湖入れたらもっとあると思うけど、誰も数えてないからめちゃくちゃ多いよとのことだったので、それはそれはさぞ自然豊かな国なんでしょう。


国土の三分の一が北極圏ということもあり、やはり極寒の地ということからサウナのような入浴法が生み出されるのも納得です。


ちなみに、日本からフィンランドに行く場合、フィンランド航空で9時間半で行けるため、日本に最も近いヨーロッパと言われているようです。


東京・大阪・名古屋・福岡からフライトが飛んでるようなので、比較的気軽に行ける欧州圏ということになりますね。

サウナ好きな方でご興味あれば一度フィンランド旅行を考えられてもいいのかもしれません。




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フィンランド航空の方のお話が終わったら、フィンランド大使のKokkoさんのパート。「私にとってのサウナとは?」と題してフィンランド人にとってのサウナとは何かを話されておりました。


上記した通りフィンランドには数多くの湖があるため、湖畔にサウナが建っていることも多く、夏場はサウナ上がりに湖にダイブするというのがド定番だそう。サウナ好きからしたら聞くだけでも垂涎ものの環境ですね!




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また、フィンランドではサウナに入るのに年齢制限はなく、実際にKokkoさんも子供時代にお父さんと一緒に入ったり、今も息子さんと一緒にサウナを楽しまれているそう。

日本だと中学生以下お断り!みたいな張り紙がある施設も多いですが、フィンランドでは老若男女が楽しめるサウナが一般的ということがさすが本場!と感じてしまいます。


フィンランドではサウナ室内でアルコールなどを飲むのも一般的みたいで(かと言って強いお酒ではなく、せいぜい5%程度のお酒とのこと)サウナに入っている間にパンケーキやウインナーなどを焼いておき、サウナ上がりに食すのも一般的なようです。


まさに、パーティーというかハレの日の様な文化が根付いているんでしょうね。



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(息子さんと一緒にサウナに入るKokkoさん。こんな小さな子でも入れるのがすごい!そして、息子さん可愛い。)


Kokkoさんの話で印象に残ったのが「日本ではサウナ室内でのルールにうるさいと思うが、フィンランドでは皆が自由。

リラックスして一人で入るのもいいし、友人とおしゃべりしながら楽しむのもいい。ルールも時計もなくて、ただ単純にサウナを楽しめばそれで充分ということでした。


確かに日本ではどうしてもルールに目を光らせがちでありますが、単純にサウナに入ってハッピーになればそれでよくて、千差万別・十人十色の楽しみ方があっていいと感じました(しかし、水風呂に入る前にかけ湯をしないのは別問題です!笑)



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Kokkoさんの話が終わると熊本地震の際にフィンランド大使館が被災した幼稚園に液体ミルクを支援した御礼状の授与式へ。


震災当時、水が出なくてミルクも作れない状況で液体ミルクの支援は非常に助かったとのことで(日本では液体ミルクが当時は無認可でした)園児から御礼のお手製サンタクロース(フィンランドだからか)の授与はKokkoさんも喜ばれており、一児の父である僕もとても感動しました!



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(感謝状と園児お手製のサンタクロースを持つKokkoさん。嬉しそうでした)



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そして、いよいよメイン登壇者のこばやしあやなさんのパートへ!

先に言っておきますが、非常に中身が濃くて、こばやしさんの著書の内容ほとんど言ってしまっているのでは!?と感じてしまうほどの内容でした。



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まずはサウナの歴史から。北欧各国にサウナというものがあり、それぞれ名前が違いますが中身はほとんど似たような感じとのこと。


厳密に言えば、ロシア式のバーニャやトルコ式のハンマームなど少し形式が違う点もありますが、ほとんどはフィンランド式の亜流ということみたいです。



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では、フィンランド式のサウナの特徴は何だというと、焼け石に水をかけて蒸気を発生させるロウリュという入浴法ということになります。(サウナ好きな方には説明の必要もないかと思いますが…)


本場フィンランドではサウナに何分入らないといけないとかいうルールは全くなく、各個人が各々自由に楽しむということが特徴みたいです(そりゃサウナ室に時計がないわけや)



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個人的に面白かったのがこの写真で、一番右が電気式サウナストーブ、真ん中が薪で燃やすスタイルストーブ、一番右はウズベキスタンの石炭を利用したサウナストーブで、昔はこのスタイルでされていたサウナもよくあったとのことです(石炭の匂いがどれだけするのか気になるところ)


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こちらの写真はフィンランドでもキングオブサウナと呼ばれるスモークサウナ。

煙を充満させた小屋に入る入浴法で準備するのに半日くらいかかるみたいで、その準備の大変さからキングオブサウナと呼ばれるみたいです。


さすがのフィンランド人もスモークサウナに入るときはテンションが上がるとのことで、それだけ価値あるサウナなんでしょう!



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また施設にもよりますが、男女混浴も一般的であり、一糸まとわぬ状態で男女関係なく入るのが伝統的な入浴法だそう。

上記したようにこの写真の方々もサウナ室でアルコールを飲んでますから、日本のサウナとはまた違った文化ですね。



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こちらは日本でも昨今話題のテントサウナ!

もともとは軍隊がサウナにどうしても入りたいと思って開発されたものらしいです。フィンランド人のサウナ愛に驚愕!



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また日本と違い水風呂はフィンランドにはなく、この写真のように外気浴を楽しむのが一般的みたいです。

日本と違い外気温が低いため、外気浴でも十分にととのうみたい。


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よくTVで放送するような凍った湖に飛び込むような人は3割くらいの人しかしいないし、フィンランド人でもそのような行動はクレイジーだ!と感じる人もいるとのことでした。

みんなしていると思っていたので意外でしたね。




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ちなみに、フィンランドには貸し切りサウナも一般的であり、なんとバーガーキングなどファストフード店の中にもサウナがついているそうな!ハンバーガーの匂いとかせんのやろか…

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こちらの写真は移動式のサウナで右下のは消防車をサウナに改造したとのこと(作った人は無職だったが、このサウナが話題になり消防署に就職したそうな!笑)

真ん中上のは大型バスをサウナに改造したサウナバス。真ん中下は水上に浮くサウナ。船をサウナに改造する人もいるそうです。

恐るべし、フィンランド人のサウナ愛!



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日本の銭湯と違い独立営業で料金も自由価格なのがフィンランドの特徴みたいです(公衆浴場法がないため)また、深夜営業もないので、日本の24時間営業しているスーパー銭湯なんかのイメージとは全然違いますね~。


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しかしながら、フィンランドのサウナも日本の銭湯と非常に似ている部分がありまして、こばやしさんはフィンランドのサウナ=フィンランド式の銭湯と説明することも多いそうな。


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日本人にとってお風呂や銭湯は癒しや安らぎなどを求める場所であり、フィンランド人にとってサウナも同じようにとてもタイムレスな場所なようです。そう聞くと確かにそうだなぁと非常に共感できます。


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日本人はお風呂上りにコーヒー牛乳やフルーツ牛乳を飲んで一息入れますが(僕は風呂上りにスコール派です)、フィンランド人もサウナ上がりにはビールやジンなどを飲んで一息つくようです。

のぼせた身体に冷たいものを入れたがるのは、どの国の人間も同じなんですね。



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また日本の銭湯の隆盛と衰退、そして再び脚光を浴びるようになった現在までの流れとフィンランドのサウナの時代の変遷が非常に似ていて面白いと思いました!


フィンランドも昔は家庭に浴室が無く、公衆浴場としてのサウナを利用していましたが、国の発展によりサウナが衰退していったみたいです。


しかし、現在は今までなかったような新しいサウナ施設の登場や老舗施設のオーナーが代替わりしたことによる活性化などで再びサウナに注目が集まるようになってきたとのことでした!(まるで京都にあるサウナの梅湯さんみたいな話だ)


こばやしさんはこれをサウナルネッサンス期と命名されてましたが、日本でも昔からある銭湯がサウナに力を入れることでお客さんが増えたなどの話題を聞きますので、非常に日本とフィンランドの親和性は高いと思いましたね。



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この写真はサウナルネサンス期にサウナ好きが完全にDYIで建設されたSOMPA SAUNAというサウナ。DYI感がビシビシ伝わりますね。

こちらは24時間営業ですが無人で誰でも使っていい代わりに、掃除やストーブの火入れなどサウナに入りに来られた人が責任もってやるスタイルということもDYIって感じがして素敵です。

SOMPA SAUNAは昔ながらのサウナの入浴法を良しとするので、男女とも素っ裸で年齢関係なく一緒に入るようです(タオルを巻いていたら怒られるとのこと!)

慣れていないとハードルの高いサウナでしょうが、写真の前に座っている三人とも良い顔されてますね、きっとバキバキにととのっているのでしょう!


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そして、こちらの2つの写真はSOMPA SAUNAとは別のDYIサウナ。

元々は古いサウナが昔からあったそうですが、行政が無許可で営業しているのを問題視して取り壊したそうです。


しかし、常連のお客さんたちが怒ったそうで、それならその土地を買って届出してサウナを建てる!と行動を起こし、たったの24時間で建てちゃったサウナになります。(何度も言いますが、フィンランド人のサウナ愛がすごい!)

言葉は悪いですが、完全にホームレスの小屋の様な見た目ですが、しっかりとしたサウナで、こちらも素っ裸で男女混浴スタイルだそうです。


このサウナのすぐそばに海があり、その海にダイブする人が多いみたいですが、観光地の近くにあるためクルーズ船がバンバン横切り、船上にいる何も知らない観光客が驚愕していくのが定番の場所になっているとのことでした。


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撮影があるため皆さん水着を着ていますが、普段は全く着用しないとのこと。本当にサウナにいる人すべてが安らかで気持ちよさそうな顔をしていますから、サウナはフィンランド人にとって切っても切れない文化なんでしょうね。


こばやしさんの話が終わり、フィンランドサウナアンバサダー任命があってサウナイベントは終了(ちなみに、僕は落選しましたが、色々あってその後無事に任命されました!)


本当に密度の濃いイベントで、一度でいいからフィンランドにサウナ旅行に行ってみたくなる内容でした。

Kokkoさん曰く、湯らっくすのサウナもすごくいいサウナでフィンランドを思い出した!と言ってましたから、もしフィンランド気分を少しでも味わいたい方は湯らっくすに来られてみてくださいね!


以上で、湯らっくすフィンランドサウナイベントのレポートを終了致します。ご覧頂きありがとうございました!


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